イノチェンティーミニの歴史
1965年11月に発表したイノチェンティーミニ850の成功に気を良くしたイノチェンティーの上層部は、
イタリアにおける小さなスポーティー・カー市場が拡大しつつあることを素早く見て取り、続いてミニクーパーの販売を検討した。
しかしながら、、、
英国製バージョンは、たとえば同クラスのアルファ・ロメオ1300GTと較べて非常に高価であったため、
独自のミニ・クーパー(998ccクーパー及び1275ccクーパーS)を生産することを決定した。
英国の生産記録によれば、イノチェンティーミニがデビューしたのは1966年3月であった。
最初の車はノックダウン生産(CKD)で、
その年の2月19日にロングブリッジ工場を後にしたパーツはミラノの東にあるイノチェンティーの広大な工場で組み立てられた。
コンポーネンツの多くは、経済的な理由からイタリア国内で調達された、、、、例えば、、トリム、電装品の一部、様々なボディーのプレス部品、ホイール及びタイヤ、ガラスなどはイタリア製であった。
一方、、エンジンとトランスミッションはコベントリーから送られたが、
それらはイノチェンティー独自のスペックに従って製造されたものだった!